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ブスはお断り?データから見えたマッチングアプリの「写真」の破壊力

マッチングアプリ(僕らはデーティングアプリと呼んでいる)を運営していると「全然マッチしない!」「詐欺サイトなんじゃないか!」といったお問い合わせを時折もらう。

僕らとしてもマッチング率を高めるために様々な施策を行っているので、おかしいな〜と思いながら、その人のアカウントを調査するのだが、案の定、顔写真が1枚も載っていなかったり、自己紹介文が「よろしくお願いします」だけだったりするケースが、ものすごく多い。

冷静になって考えてみてほしい。

リアルの世界のあなたは、その仕事ぶりを見ている人たちや、性格の良さを知っている人たちからモテモテかもしれない。しかし、ことマッチングアプリにおいては、あなたが作成したプロフィールがあなたの全てなのである。

プロフィールに何も記載がなければ、それは顔にピントの合っていないエキストラの通行人Aと同じ。ファンがつかないどころか、誰の記憶にも残ることはないだろう。

逆に言えば、プロフィールをしっかりと作り込めさえすれば、デートのチャンスは巡ってくる。それがマッチングアプリだ。

なんなら主演男優の座も夢じゃない。

一番重要なのは写真!

一般的なマッチングアプリのプロフィールは
1. 写真
2. 自己紹介文
3. 学歴/身長等の詳細項目

の3要素で構成されている。

そして、この中で最も変数として影響力が大きいのがなんと…

「写真」だ。

皆さんの期待を全く裏切られなくて残念ではあるが、プロフィールの各項目を分析したところ、変数として最もマッチ率に関わってくるのが写真であることが明白な事実として浮かび上がってきた。

やはり外見からの情報量は多い。

僕らが運営する第3世代のデーティングアプリ「Dine」においては、様々な最先端技術が導入されている。その中に個別写真の人気度判定というものがある。これはアプリ内での異性の反応をもとに、各写真のスコアを独自ロジックに基づいて計算する機能だ。

上の写真を見てほしい。これはDineに複数の写真をアップロードした時の判定結果である。各写真に数値が記載されているが、これが異性からの人気度を表す。

ここでは、実験的に掲載した「ソースカツ丼」の写真が、他の顔写真よりも圧倒的にスコアが低いことが見て取れるだろう。

これは非常に納得感のある結果である。マッチングアプリにおいて、その人が2年前に日光へ日帰り旅行に行った際に、古民家風のお洒落な茶屋で食べたソースカツ丼(1000円)なんて、心底どうでもいい。

見たいのはただ一つ。その人の外見だからだ。

なお、ソースカツ丼と同じスコアの顔写真が1枚あるじゃん、というツッコミはいらない。どんなに素晴らしい女性でも、判断を間違うことはある。

このように同じ人物の写真でも、個々の写真で全く異性からの人気度が違うプロフィール写真だが、マッチングのしやすさとは明確な相関関係が確認された。

以下のグラフをご覧になってほしい。これは、ユーザ毎の平均写真スコアの値と、異性とのマッチング率(※)の関係をグラフ化したものである。

※ 一般的なマッチング率と違い、ここでは個別ユーザの人気度を計るため以下のような定義とした。

マッチング率 = (自分にリクエストを送られた数 + 自分が送ったリクエストを承認された数) ÷ (HOME画面で自分のプロフィールを見られた数)

ご覧の通り、写真の平均スコアが悪い人と良い人では、マッチング率に13倍の差があることが分かった。つまり写真スコアが高い人は、低い人に比べて、13倍のリクエストを受信するし、自分がリクエストを送った時も13倍高い確率で承認されるということだ。いかに写真のインパクトが大きいかわかるだろう。

【本日の結論】
マッチングしたければ、異性から人気が出る写真を載せましょう。

以上


…おっと、ここで終わってしまっては、何の解決にもならない。イケメンと美女しかマッチングアプリをやっちゃいけないことになる。

だが安心してほしい。自分の容姿に自信がない人でも打開策がある。

プロフィール写真を3枚以上掲載せよ!

以下のグラフを見てほしい。

これはアプリに掲載している写真の枚数とマッチング率の関係を表したものである。これを見ると、写真を掲載すれば掲載するほど、マッチング率が上がっていることが分かるだろう(5枚目までは)。

要するに、マッチング率を高める第一歩として、全ての人が取るべき戦術は、出来るだけ多くの写真を掲載することと言えるのだ。

これならば容姿端麗で無くても出来る。

だだし、この数値にはDineならではのトリックがある。実はDineには、PairsやTinderといった他のマッチングアプリにはない、以下のような機能が実装されている。

1. 相対的に人気度の高い写真ほど先頭に表示される
2. 相対的に人気度の低い写真は非表示になる(ただし写真枚数が4枚以上の場合)

つまり、DineにおいてはMAX値の6枚の写真を掲載していたとしても、相対的に人気度の高い3,4枚しか相手には見られていない可能性が高いのだ。

そのため無闇矢鱈に写真枚数を増やすことが、他のマッチングアプリでも正解だとは限らない。しかし、Dineの独自ロジックが適用されない3枚目までは、他のアプリでも同様の傾向が出得ると推測される。

敢えて断言しよう。

全てのマッチングアプリにおいて、プロフィール写真の枚数は、0枚よりも1枚、1枚よりも2枚、2枚よりも3枚、掲載するべきだ!!!

(きっと)

僕のように、どうしても不安が残る人は、Dineに6枚の写真を投入してみると良い。

数日待つと各写真の人気度が算出される。その時に人気度が相対的に低い写真を削除し、また新たに別の写真を投入する。これを2〜3回行うことで、ほぼ完璧なプロフィール写真のセットができることであろう。

まさにプロフィール写真のPDCA(plan-do-check-act)サイクルだ。このスタメンチームを持ってすれば、あなたはどのマッチングアプリでも戦えるに違いない。

ちなみに僕はTwitter等のSNSのアカウントの写真も、Dineで一番人気の高かった写真に即刻変えた。これまで10年にわたって人気度20%しかない腕組みカッコつけ写真を使ってたことによる色々な機会損失を考えると、後悔してもしきれない。もしかしたら上戸彩や深田恭子が僕のSNSを訪問してくれていたかもしれないのに…。

本当に見た目に厳しいのは女性

日頃、どうしても疑問に思うことがあった。

巷のイメージでは、女性よりも男性のほうが恋人を探す上で「顔」を重視しているし、「可愛い子」には目がない。しかし、それは本当なのだろうか?

僕の友人の女性たちがマッチングアプリを使う様子を見ていると、僕が「この人かっこいいじゃん!」と言っても、「えーでもヒゲが微妙」とか「カッコいいけど性格悪そうな顔」とか重箱の隅を突いたような意見を言い、プロフィール内容の確認もせず、次々と男性をスキップしていく。

どんだけ基準が厳しいんだ。

気になった僕は、さっそく男女の写真の人気スコアにどのような差があるのか調査してみた。

すると、驚く結果が出てきた。

上記のグラフを見てほしい。これを見ると、男性の写真は女性の写真に比べて、スコアが低い画像の割合が高いことがわかる。別に男女でスコアリングのロジックを変えているわけではない。

つまりこれは、普段見た目重視と思われがちな男性というのは、マッチングアプリにおいて意外と女性の見た目の良し悪しの基準値は低く、むしろ女性のほうが男性の見た目に関する判断基準は厳しいということなのだ。

(もう一つの可能性としては女性のほうが写真を撮るのが上手いという要因もある)

男性諸君、事実を受け入れ、がんばろう…!


いかがだっただろうか?大量のデータを保有するマッチングアプリにおいては、このように恋愛に関する数値分析を様々な角度から行うことができる。

この連載ではあなたの恋に役立つデータを出し惜しみすることなく提供していく予定だ。

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の3つを確実に行っておいてほしい。僕の執筆スピードが大幅に上がる。

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